やっぱりラクじゃないよねと駅のドトールで思った話
お久しぶりになってしまいました。こんなに長い間、書きたいのに書けなかったのは初めてです。下書き記事と、それはもうたくさんサヨナラしました(^ ^;)
さて今日は、昨日ドトールで一人座っていたときのお話です。
電車の時間までかなりあったので、なんとなくスマホを触ったりしていたのですが、近くに座っていた地元のおばちゃん達のトークが始終耳に入ってきました。
(以下、女性と記しますが、イメージとしてはまさに “関西のおばちゃん” という感じです。わかりやすくするために「〜された」というような敬語は省略します。カッコ内の表現は変えてあります。)
その女性達は、最初は3人でした。入ってきて席に座りながら「今日は私…」「いやねぇ」という感じで、今日の集まりに気乗りしない様子で話していたのです。好きなもの同士集まるならいいけど、という言葉も聞かれました。
おや、どういうことなのかなと私がひっそり思っていると、そこに更に2人の女性が登場。声が大きく、はたから見ても “気の強そう” な2人でした。
そこで、なるほど、と勝手に納得。
この2人が今日の集まりを企画して、先に来た3人は断れずに渋々参加したのではないか、そう思いました。想像の域を出ないことではありますが、自分の中ではほとんど確信でした。
女の人同士のこういうことって、何か独特の波長がありませんか?
同じようなイヤな感じを自分も山ほど経験したことがあるから、この女性達の会話の各所各所に痛いほどピンときて…
気付いたら「今の言葉の裏では絶対〜〜と思ってるよなぁ」とか思いながら真剣に女性達の会話に耳を傾けていました。
(でもあくまでも全部聞こえてきたんです。すみません 汗)
やはり後から来た2人の方がたくさんしゃべっており、先に来た3人はほどほどに同意したりしながらしばらく過ごしていました。そして、おもむろにその3人のうちの1人が「帰るわ」「家のことしないといけないから帰る」と言い出し(方言なのでそんなにキツくは聞こえません)、それを機に会は解散となりました。
まだ1時間弱ほどしか経っていなかったので、あれ、もう?と思いながらそっと女性達の方に目をやると、そこには決定的瞬間が。
後から来た2人が、口パクで「今来たばかりなのに」と言い合いながら顔をしかめていました。
女性達を見送りながら、ため息。
こういうことって、大人でも子どもでも、立場も何も関係なくありますよね。
人付き合いしてると「色々ある」とよく言いますが、今回のようなことをまさにその「色々」と言うんじゃないかとぼんやり感じます。
思ったとおりをそのまま態度に出すわけにはいかない。でも全部を全部心の中に封じ込めてはいられない。そういう「色々」。
自分はいつも、何をどれくらい、どんな方法で表に出しているかなぁ。
このところ少し傲慢になって、言葉を尽くさず、態度に出すことで相手に気持ちを読み取ってもらおうとしていたところがあるかもしれないな。
日々のあれこれを省み、背筋が伸びるきっかけとなりました。
ここからは余談ですが…
今回の件を思い起こしながら、このお話のことが頭に浮かんできました。
有川浩さんの著書「阪急電車」。映画版は、中谷美紀さん主演です。
これぞ「色々」!「色々」がたくさんたくさん詰まった作品です。
元々話題作ですが、私からも強くオススメさせていただきます(´∀`)よかったら手に取ってみてくださいね。どちらもいいですよ〜。